機種解説
今回は、ウィルコム(Y!mobile)PHS、402KCで動作させることを目標としています。
最後の京セラ製PHSであり、PHS向けJavaアプリを動作させることのできる最後の端末。
OSは昔から変更なかったと思うので確かTRON。ちなみに今Y!mobileから出てるシャープ製のガラケー型端末はUIそっくり中身Androidの別物です。従来のJavaアプリは動きません。
さて、PHSにて採用されているJavaはMIDPと呼ばれているもの。
ガラケーではSoftBank、au(オープンアプリ、EZアプリ(J))、EMOBILEで採用されていました(DoCoMoは言語はJavaの独自のもの)なので、各社独自の追加機能はあれどY!mobile(ウィルコム)はSoftBankやauのアプリの作り方そのままでいけるようです。
PHSと携帯電話の違いについてはこの記事では割愛させていただきます。Javaアプリに関していえば性能や独自機能以外違いはないと思います。
また、細かな制限があるようです。
- SoftBankは勝手アプリをコンテンツアグリエータ*1からしかダウンロードできない(そして今はもうほとんどのコンテンツアグリエータはガラケー向けサービスを終了している)
- SDカード経由でネット経由せずにインストールできるのはウィルコムだけ?
参考文献:http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0809/17/news135_3.html
現在、勝手アプリを制作したい場合ウィルコムかau向け(契約している端末のみ?)ということになります
では、ターゲットの端末の性能を確認していきます
このページより、
>搭載するJava™ VMは、MIDP 2.0/CLDC 1.1に準拠したもので、JSR-75のFile Connectionにも対応しております。
>また、一部の機種は位置情報、カメラのAPI、マスコットカプセルV3.0にも対応しております。
>対応する画面解像度はQVGAで、描画可能領域(Canvas)は240x276です。
この辺はほぼ全機種共通と考えて良さそうです。
このページにあるJava機種情報と対応API一覧表は要チェック。
機種情報:https://www.ymobile.jp/service/contents_service/common/pdf/javatm_lineup.pdf
対応API一覧表:https://www.ymobile.jp/service/contents_service/common/pdf/javatm_api.pdf
WX12Kまでしか書かれてないやん…まぁ、ほぼ上位互換的に性能が上がってるはずなのでWX12Kで動けば動くでしょう(
機種情報の方のWX12Kの情報も参照しておきます。
https://www.ymobile.jp/service/contents_service/common/pdf/function.pdf
ほとんど同じですがサウンド関係についてはこちらに詳しく書かれているのでチェックしておきます。
*1:アプリゲット等。今でいうAppStoreやGooglePlayのようなところ